帝国に生きた少女たち:京城第一公立高等女学校生の植民地経験電子ブックのダウンロード

帝国に生きた少女たち:京城第一公立高等女学校生の植民地経験

によって 広瀬 玲子


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帝国に生きた少女たち:京城第一公立高等女学校生の植民地経験電子ブックのダウンロード - 内容紹介 内なる植民地主義、その根深さと、克服過程を見つめる 植民者二世の少女たちの目に植民地はどのように映っていたのか。 敗戦~引揚げ後を生きるなかで、内面化した植民地主義をどのように自覚し、克服していくのか。 アンケート・インタビュー・同窓会誌などの生の声から読み解く。 内容(「BOOK」データベースより) 植民者二世の少女たちの目に植民地はどのように映っていたのか。敗戦~引揚げ後を生きるなかで、内面化した植民地主義をどのように自覚し、克服していくのか。アンケート・インタビュー・同窓会誌などの生の声から読み解く。 著者について 広瀬玲子(ひろせ れいこ) 主な著作:『国粋主義者の国際認識と国家構想』(芙蓉書房出版、2004年)、『東アジアの国民国家形成とジェンダー』(共著、青木書店、2007年) 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 広瀬/玲子 北海道情報大学情報メディア学部教授。近代日本思想史・女性史専攻、博士(文学)。1951年新潟県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

帝国に生きた少女たち:京城第一公立高等女学校生の植民地経験の詳細

本のタイトル : 帝国に生きた少女たち:京城第一公立高等女学校生の植民地経験
作者 : 広瀬 玲子
ISBN-10 : 4272521144
発売日 : 2019/8/12
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 18.24 (現在のサーバー速度は28.18 Mbpsです
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著者は1951年生まれの近代思想史・女性史研究者で、関連の著書や論文も多い。本書は朝鮮の戦前の首都・京城(現在のソウル)において、日本人居留民の子女のための女学校であった京城第一公立高等女学校において学んだ女性たちへのインタビューとアンケートをもとに、当時と戦後の意識の変化を中心にまとめたものである。少女たちから見た植民地朝鮮はどのようであり、また彼女たちの意識はどうであったかがよくわかる。オーラルヒストリーの一変形として貴重な記録である。京城第一公立高等女学校は、1908年に居留民によって設立された。開校式には伊藤博文も列席し、格式あるトップクラスの女学校として順調に発展し、最盛期には1000人以上の生徒が在学した。日本の敗戦時の1944年には生徒や職員全員が日本へ引き上げ、校地等は京城府に引き渡されて、歴史の幕を閉じた。京城第一公立高等女学校に通う女生徒たちは、日本人居留民の中でも中流以上の恵まれた家庭に育っていた。当時の居留民家族たちの常として、ほとんどの生活は日本人同士の付き合いや日本系の商店への買物で費やされ、実質的には日本とほとんど変わらなかった。例外は、手伝いとして現地民を雇用した家庭であるが、その場合も日本語で会話していたこともあり、朝鮮人との深い「交流」があったとは言い難い。女学校ではほとんどが日本人であり、日本と同様の皇民化教育が行われた。ごく少数の朝鮮人のエリート家庭(両班)からの女生徒たちも通ってきたが、彼女たちは圧倒的に多い日本人女生徒たちの中で孤立していたという。総じて、日本人女生徒たちは、朝鮮が日本の植民地であること、朝鮮人たちが様々な点で差別されていたことに無自覚であった。敗戦後、家族とともに女生徒たちは一斉に日本に引き揚げた。そこで待っていたのは荒廃した国土、失われた生活基盤の立て直し、引き揚げ民に対する差別だった。家族とともに厳しい生活が始まった。この過程で、多くの女生徒たちが朝鮮での生活と意識を自省し始めたのである。本書は以上のような体験をした女性16名へのインタビュー、21名へのアンケート結果をまとめたもので、朝鮮在留中の引き揚げ後の生活と意識の変化がよく理解できて興味深い。総じて、植民地朝鮮に暮らした女学生たちは、無邪気で無自覚な「植民者」であったといえよう。ほとんどの女性たちは、自らが朝鮮人に対して過酷な差別を強いていた「植民者」であったことは、戦後初めて自覚したのである。この戦前・戦後の激動の生活史を多くの女性たちが自分史などとして記録していて、本書の著者も大いに活用している。戦前の日本国家が育てた、無邪気で無自覚な「植民者」たちを誰も非難できない。確かなのは、彼女たちのような恵まれた生活を享受し、徹底した皇民化教育を受ければ、誰もが彼女たちのような意識を持つだろうということである。戦後、かなりの女性たちが自分史などを記録し自省を深めることで、「内なる植民地主義」の克服を行ったことは参考になる。

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